【11月25日 CGTN Japanese】中国南西部の貴州省(Guizhou)の紫雲(Ziyun)、威寧(Weining)、沿河(Yanhe)など9つの県が23日、貧困状態を脱却したと宣言しました。これにより、2014年に発表された全国832の貧困県が、すべて貧困から抜け出したことになります。

 これら832の貧困県は22の省・直轄市・自治区に分布しており、去年末までに、その中の52県がまだ貧困状態でした。国務院貧困扶助弁公室によりますと、来月から、今年貧困状態を脱却した52県を対象に、20%の割合でサンプリング調査を行い、貧困への逆戻りを徹底的に防いでいくと言うことです。

 なお、中国では貧困脱却の基準とは、一人平均年所得が4000元(2020年不変価格換算)以上、衣食に対する憂いをなくし、義務教育、基本医療、住宅の安全への保障となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News