【11月25日 People’s Daily】「今年の国慶節(10月1日)連休、私は男友達と一緒に雲南(Yunnan)を旅行した」と語るのは、江蘇省(Jiangsu)沛市に住む孫彬(Sun Bin)さん。孫さんは階下から2つの宅配便を持ってきて、「これは雲南で買った特産品。今回の旅行でたくさんの買い物をした。飛行機のチケットやホテルなど、いろいろ合わせて8000元(約12万8000円)近く使った」と言った。

 孫さんは仕事を始めて3年になり、いささか蓄えもある。「私は毎月、2000元(約3万2000円)ほどを買い物に使う。最も多いのは化粧品」と孫さん。「県の中心部は不動産価格が安く、住宅ローンは負担にならない。給料は一線都市(北京や上海など最大級の都市)とは比べようもないが、生活費は一線都市ほど高くない。だから生活はまあまあだ。買いたいものはすぐに買う」とも語る。

 孫さんのような、買い物や旅行を楽しむ若者は地方の小都市でよく見かけられる。近年、県レベルの経済は上向きで、多くの企業が利益を上げている。では、小都市の若者はどんなものを買いたがるのか。

 まず家電だ。ある統計によれば、今年の「618」セール(電子商取引業者による6月1~18日のネット通販セール)では地方の中小都市で消費が盛り上がった。旧式のテレビや二槽式洗濯機が姿を消し、テレビは4kの高解像度・大画面、洗濯機は音が静かで大容量のもの、冷蔵庫は除菌・消臭・観音とびらのものが好まれた。このほか、食洗機や浄水器、掃除ロボットが小都市で「新たな三種の神器」となった。

 次におしゃれだ。おしゃれ消費は一、二線都市の住民が主体だが、三~五線都市(中小都市)の住民の間でも急増している。とりわけ「手の届く高級品」とされる国際的なブランドがこの2、3年、小都市で続々と開店し、若者から高い評価を受けている。多くの有名ブランドの化粧品が小都市の若い女性の化粧台に置かれるようになった。米化粧品メーカー、エスティローダーのデータによれば、同社製品の購入者は全国350都市に散在しているという。

 中国国際経済交流センター・経済研究部の劉向東(Liu Xiangdong)副部長は「小都市の若者の消費傾向はわが国国民の個性化、多様化という特徴を備えている。特に小都市の多くの若者は大都市で生活したことがあり、消費に対する考え方が大都市と一致する。したがってその消費も、大都市住民の消費と同じ特徴をもつ」と述べた。

 三、四線都市の消費増大は中国消費市場に新たなエネルギーをもたらし、強大な内需市場の形成を支援することになる。(c)People's Daily/AFPBB News