【11月25日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)が、1~2週間延期になる可能性が高まっていることが25日、関係者の話で明らかになった。

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 全豪オープンはグランドスラムのシーズン初戦で、来年1月18日に開幕する予定だが、開催地のメルボルンがあるビクトリア(Victoria)州のマーティン・パクラ(Martin Pakula)スポーツ相が、現状では1週間か2週間の延期になる可能性が「最も高い」と話した。

 パクラ氏は、「大幅なものではなく、短い延期になるだろう」と話し、「非常に複雑な交渉」が今も続いている状況ではあるが、2021年初めの開催には自信を見せた。

 オーストラリアは8か月にわたって実質的に国境を封鎖し、外国人の入国を全面的に禁止し、国民に対しては海外への渡航を控えるよう強く勧告している。

 その中で、大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏はもともと、選手には12月中旬からオーストラリア入りして2週間の隔離義務を消化し、その後に例年通り前哨戦に出場してもらいたいと考えていた。

 しかし、メルボルンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を原因とした数か月のロックダウン(都市封鎖)から明けたばかりということもあって、ビクトリア州のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)州首相はこれに難色を示していた。

 アンドリュース首相は、選手の年内の到着を認めない意向だと伝えられており、その場合は知名度の高い国別対抗戦のATPカップ(ATP Cup 2021)など、他の大会を全豪開幕前に開催するのはほぼ不可能になる。隔離期間中に選手の練習や大会出場を認めるのかも交渉中となっている。(c)AFP