【11月25日 AFP】昨季の米大リーグ(MLB)のポストシーズンでブレークし、一躍脚光を浴びたタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)が、ドメスティックバイオレンス(DV)の疑いによりメキシコで拘束されたと、米メディアが24日に報じた。

 アロサレーナはユカタン(Yucatan)州のメリダ(Merida)で自身の娘の母親と争い、警察に身柄を拘束されたという。容疑は固まっていないが、警察とMLBが事情を調べている。

 地元メディアによると、1人の男が子どもを勝手に連れ出そうとしたところで、子どもの母親と助けに来た近隣の住民が男を止め、警察が到着するまで、男の車の発進を妨害したという。それ以上の詳しいことはまだ分かっていない。アロサレーナについては今月、別の女性と結婚して子どもを1人もうけているという報道も出ていた。

 アロサレーナの代理人は、地元紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)に対して、アロサレーナは娘の健康と幸福を大事にしていると話し、「私が知っているのは、彼が非常に敏感に、子どものニーズを気にかけていることだ」「家族の問題というのは常にとても複雑で、全てが主観になる」「全てが明らかになってくれれば良いが。恐ろしく、残念な状況だ」と語った。

 アロサレーナは今年のMLBのポストシーズンで、20試合に出場して史上最多となる10本塁打を放ち、打率3割7分7厘、29安打をマーク。最後はロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に敗れたが、チームのワールドシリーズ進出に貢献した。(c)AFP