【11月25日 AFP】昨年の火災で大きな被害を受けたフランス・パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で24日、火災で溶けた足場の撤去が完了した。建物を保護し安定させる作業を進めることが可能となり、復旧作業は新たな段階に入る。

 昨年4月15日の火災で崩れ落ちた大聖堂の尖塔(せんとう)を囲んでいた足場のねじ曲がった大量のパイプを取り除く繊細な作業は、今年6月に始められた。

 約4万本、総重量200トンの足場の溶けたパイプは大聖堂の床から数十メートル上にあり、落下する恐れもあった。(c)AFP