【11月25日 AFP】8月に行われた自転車ロードレースで生命を脅かすクラッシュに遭ったファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen、オランダ)が、事故から3か月以上ぶりに自転車にまたがった。

 8月5日のツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne 2020)で、ヤコブセンは同胞のディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)と時速80キロで競り合う中、フルーネヴェーヘンが進路を急に右へ変えたために防護壁に押しつけられる形になり、宙へ投げ出され、フェンスを乗り越えてカメラマンと衝突した。

 その後は2日間の人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれた後、顔の再建手術を受けていた。

 クラッシュの原因をつくったフルーネヴェーヘンは、11月11日に国際自転車競技連合(UCI)から9か月の出場停止処分を科されている。

 ヤコブセンはツイッター(Twitter)で「バイクに戻った」「ここまで大変な道のりだった」と話し、「途中で助けてくれた医療専門家のみなさん」に感謝を述べた。(c)AFP