【11月24日 AFP】デンマークのミンク農場で新型コロナウイルスが検出されたのに続き、ポーランドの同農場でも初めて感染例が確認された。専門家チームが24日、発表した。

 グダニスク医科大学(Medical University of Gdansk)の研究班は、ポーランド北西部にある農場1か所でミンク91匹に対して同ウイルス検査を実施。うち8匹が陽性反応を示したという。

 同大は「得られた結果から、新型コロナウイルスが人からミンクへ感染する可能性が示されている」と発表。国内のミンク農場に対し、バイオセキュリティーの強化を呼び掛けた。

 動物愛護団体によると、ポーランドは中国、デンマークに次ぐ世界第3位の毛皮生産国となっている。

 デンマーク政府は今月、ミンク農場で検出された変異型ウイルスが将来のワクチンの有効性を脅かしかねないとして、国内のミンク1500万~1700万匹を殺処分すると発表していた。(c)AFP