【11月25日 Xinhua News】欧州の多くの国では「非必需品」を扱う店舗が新型コロナウイルスの影響を受けて閉店し、中国のネット通販サイトでのショッピングが消費の新しいトレンドになった。中国と欧州を結ぶ航空貨物路線は美しい「空中シルクロード」の弧を描き出している。

 ベルギー最大の貨物取扱量を誇るリエージュ空港のリュック・パルトン最高経営責任者(CEO)は、電子商取引(EC)のすさまじい発展は航空業だけでなく、ほかの業界にも利益をもたらし、中国だけでなく、世界全体にとってもプラスだとの見解を示した。

 ここ数年、「空中シルクロード」の建設が大きな成果を挙げている。中国と欧州を結ぶ航空貨物路線の増加や貨物の出荷元構成の改善が進み、新天地に飛び出す越境ECの増加を後押ししている。

 欧州連合(EU)中国商会の周立紅(Zhou Lihong)会長は「空中シルクロード」について、急速に形成された点と点を結ぶ貿易ルートを通じ、共同発展を実現することができると評価した。

 中国民用航空局の統計によると、中国は「一帯一路(Belt and Road)」沿線の96カ国・地域と政府間航空協定を締結しており、「一帯一路」をめぐる協力に向けた橋が空に架けられている。(c)Xinhua News/AFPBB News