【11月24日 AFP】米首都ワシントンで生まれた生後3か月のジャイアントパンダの赤ちゃんが、シャオチージー(Xiao Qi Ji)と名付けられた。スミソニアン国立動物園(Smithsonian's National Zoo)が23日に発表した。「小さな奇跡」という意味だ。

 名前は北京語の4候補のなかから選ばれた。11月16日から20日にかけて行われたオンライン投票では、13万5000票が投じられた。

 同園は「ジャイアントパンダは絶滅の危機にひんする野生動物と希望の国際的な象徴。シャオチージーの誕生は、コロナ禍の世界が待ち望んだ喜びの瞬間だった」と述べている。

 雄のシャオチージーは、母親のメイシャン(美香、Mei Xiang)から8月21日に生まれた。記録が残るなかでは、世界2番目の高齢出産だった。

 メイシャンは3月に雄パンダ「ティアンティアン(添添、Tian Tian)」の凍結精子を使った人工授精を受けていた。

 映像は同園が23日に公開した動画の一部。(c)AFP