【11月24日 AFP】医療用手袋製造で世界最大手のマレーシア企業「トップ・グローブ(Top Glove)」の工場で、従業員の新型コロナウイルス感染者数が急増したため、同社の47工場のうち半数を超える28工場の操業を停止することが分かった。マレーシア当局が23日、明らかにした。

 23日には1000人を超える従業員の感染が確認され、政府は複数の工場の閉鎖を命じた。

 トップ・グローブは、これまでに従業員約5700人の新型コロナウイルス検査を終えており、残りの従業員も検査するとしている。工場閉鎖が生産能力に及ぼす影響は明らかにしていない。

 同社の47工場のうち41がマレーシア国内にある。従業員の多くはネパール人で、過密状態の寮で暮らしている。 (c)AFP