【11月23日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は22日、DFジェラール・ピケ(Gerard Pique)の膝のけがは重傷だったと発表。最低でも2か月離脱する見込みとなった。

 21日に0-1で敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのリーグ戦でピケは、アンヘル・コレア(Angel Correa)との接触で負傷し、涙を流しながらピッチを後にした。

 ピケのけがについてバルセロナは、「検査の結果、右膝の内側側副靱帯(じんたい)に重度3の捻挫、および前十字靱帯の部分損傷が見つかった」と発表している。

 クラブはピケの復帰時期を明示しなかったものの、スペインメディアは復帰まで2か月から6か月程度を要すると報じている。

 またバルセロナは、右サイドバックや中盤で起用可能なセルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)の太ももの筋断裂も発表。同じく2か月戦列を離れる見通しとなった。

 サミュエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)とロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)が負傷中のため、ピケの離脱によりバルセロナでCBが本職の選手はクレマン・ラングレ(Clement Lenglet)ただ一人となった。

 最近はフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)がディフェンスラインに下りるケースもあるものの、アトレティコに今季3敗目を喫したバルセロナを率いるロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督にとっては理想とは程遠い事態となった。

 リーグ戦では12位に低迷するバルセロナだが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)では3戦全勝でグループGのトップに立っており、24日にはアウェーでディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)と戦う。(c)AFP