【11月22日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは21日、第9節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は2-0でマンチェスター・シティ(Manchester City)を下し首位に浮上。チェルシー(Chelsea)は敵地でニューカッスル(Newcastle United)を2-0で退け、2位に順位を上げた。

 スパーズは孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)とジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)のゴールで無力なシティを退け、暫定ながら6年ぶりにリーグ首位に浮上した。

 5分にスパーズは、タンギ・エンドンベレ(Tanguy Ndombele)の浮き球のパスに走り込んだ孫が、シティの守護神エデルソン(Ederson Santana de Moraes)の股下を抜く、今季公式戦11点目となるゴールを決め先制。

 シティがボールを支配しながらもチャンスをつくり出すことができずにいると、スパーズは65分、途中交代からわずか30秒ほどのロ・チェルソが、ハリー・ケイン(Harry Kane)のパスに走り込んでゴール。スパーズはこの日2本目の枠内シュートで追加点を挙げた。

 1年前にジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が就任したスパーズは、開幕戦でエバートン(Everton)に敗れてからはリーグ8試合で無敗となっており、タイトル挑戦に向けて希望の光が見えている。

 一方敗れたシティは、1試合消化が少ないものの首位と8ポイント差の11位にとどまっている。

 チェルシーは、セント・ジェームズ・パーク(St James Park)で前半にフェデリコ・フェルナンデス(Federico Fernandez)のオウンゴールで先制すると、後半にはタミー・アブラハム(Tammy Abraham)が追加点を決めて勝利。リーグ戦ではここ6試合、公式戦では直近9試合負けなしと好調を維持している。

 1961年を最後にトップリーグでの優勝から遠ざかっているスパーズをチェルシーが勝ち点2差で追いかける中、両者の来週に直接対決を控えている。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)が蹴り直しのPKを決めてウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)を1-0で下し、リーグ戦では7戦ぶりにホームで白星を挙げたが、上位から大きく離れ9位となっている。(c)AFP