【11月22日 AFP】20-21イタリア・セリエAは21日、第8節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がここ5戦で3回目となる1試合2ゴールを挙げ、2-0でカリアリ(Cagliari Calcio)を下して2位に浮上した。

 ロナウドは38分にアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)のパスから先制点を決めると、その数分後にはCKからメリヒ・デミラル(Merih Demiral)が頭でそらしたボールを押し込んで2点目を奪った。新型コロナウイルス感染から力強く復帰したロナウドは、5試合出場で8ゴールを挙げてACミラン(AC Milan)のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)に並ぶリーグ得点王に立っている。

 守備陣でも、8月に肩を手術したマタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)が復帰戦でフル出場を果たし、けがでレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)とジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が不在の中で、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のフィレンツバロシュTC(Ferencvaros TC)戦に向かうチームにとっては朗報となった。

 アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は「こういう試合が必要だった」「代表チームから戻ってきた選手も含め、卓越したパフォーマンスだった」「多くの選手が2日前に戻ってきて、練習はきのうだけ。しかも戻ってきて疲れていた」「きょうはみんな楽しんでいた。こういう内容は自信が増す」とコメントした。

 ユベントスはこれで、22日にナポリ(SSC Napoli)とのアウェーゲームに臨むミランと勝ち点1差の暫定2位に順位を上げた。

 他会場ではラツィオ(SS Lazio)が豪雨の中でクロトーネ(FC Crotone)に2-0で勝利したが、チャンピオンズリーグのリバプール(Liverpool FC)戦を控えるアタランタ(Atalanta)は昇格組のスペツィア(Spezia)とスコアレスドローに終わり、ラツィオと同勝ち点の6位となっている。(c)AFP/Emmeline MOORE