【11月23日 Xinhua News】中国では11月以降、11日の「独身の日」にちなんだ国内最大規模のネット通販セール「双11(ダブルイレブン)」に代表される消費ブームが巻き起こり、人々のさまざまな姿が浮き彫りになっている。

 ビッグデータによると、健康に関する消費は、新型コロナウイルス感染症の発生を受けて一段と盛んになり、「三線」「四線」と呼ばれる地方の中小都市や内陸の西部地域にまで広がりつつある。また、消費者の若年化も進んでおり、中でも「00後」(2000年代生まれ)と「95後」(95~99年生まれ)が新しい健康関連商品をより高く評価している。

 健康消費の地方中小都市への広がりが鮮明になった点は、注目に値する。中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下で医療サービスを手掛ける阿里健康(アリヘルス)のビッグデータによると、小都市の健康消費の伸びは大都市を大きく上回り、安徽省(Anhui)宣城市の1人当たり健康消費額が2・36倍に増加するなど、伸び率は北京市、上海市、広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)などの一線都市をはるかに上回った。(c)Xinhua News/AFPBB News