【11月22日 Xinhua News】中国江西省(Jiangxi)贛州市(Ganzhou)に、古代中国の軍事装備を熱心に研究する若者のグループがある。「虔州(けんしゅう、贛州の古称)武備司」と名乗る彼らの夢は、古い時代のよろいを再現することだという。

 グループのメンバー約20人はよろいを正確に再現するため、大量の史料を読み、博物館でよろいの構造を観察し、3カ月かけてついに明代のよろいを再現した。発起人の邱(きゅう)さんは「よろいは細部まで全て自分たちで考証して再現した。合計6千元(1元=約16円)以上を費やした」と紹介した。

 彼らのよろいに対する情熱と探求心は愛好家の認めるところとなり、彼らを応援するために手作りのよろいを寄贈する人も現れた。グループは現在、唐・宋代のよろい3領と明代のよろい6領を所有し、うち7領は彼ら自身の手作りだという。(c)Xinhua News/AFPBB News