【11月23日 Xinhua News】婚活支援事業を展開する百合佳縁網絡集団はこのほど、子どもの結婚や恋愛に対する中国人の親の態度や認識、干渉の度合いなどを調べたリポート「中国式見合い―親編」を発表した。

 リポートによると、中国人の親は子どもの結婚適齢期を25~30歳だと考えており、なかなか結婚しない子どもには焦燥感を抱いている。結婚相手の選択に当たっては性格や向上心を重視。子どもに見合いの相手を紹介したことがあるという親は6割を超えている。

 親が子どもに結婚をせかす理由としては、最多の3割が、子どもが早く家庭をつくるのを見たいことを挙げた。子どもの配偶者選びで重視するポイントとしては、息子の親の50%と娘の親の45%が「性格」、息子の親の42%と娘の親の53%が「向上心」を挙げた。息子の親は相手の女性の年齢や趣味、結婚歴など、娘の親は職業や学歴、経済力などを重視する傾向にあることも分かった。

 子どもの24%は結婚相手に対する親の条件をまったく受け入れられず、意識に大きなズレがあると答えた。また45%は、自分の配偶者選びの基準と親の求める条件がほぼ重なると答えた。

 未婚者の親の6割は子どもに見合いの相手を紹介したことがあると答えた。この割合は息子の親で64%に達し、娘の親の56%を上回った。この差は「男性が多く女性は少ない」という人口の現状と合致する。ただ調査によると、見合いの相手を親に紹介してほしいと考える未婚者の割合は2割に満たない。

 親が見合いの相手を探すに当たっては知り合いが最大の情報源になっていることも分かった。同僚や同窓生、親友、社区(コミュニティー)、住民委員会など知り合い同士のコミュニケーションが、親にとって、見合い相手についての最も重要な情報の出どころとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News