【11月20日 CGTN Japanese】中国の運搬ロケット「長征五号遙五」と嫦娥五号探査機は17日に中国文昌航天発射センターでの技術部門による組み立てテストに合格した後、発射エリアに垂直の状態で輸送され、11月下旬の適当な時期に発射されることになっています。

 嫦娥五号月探査機は今回、月面で初のサンプル採取を行ってから地球に帰還し、月の土壌や岩石などの珍しいサンプルを地球に持ち帰ります。これでわが国の月探査プロジェクトは「周回・着陸・帰還」を実現し、3ステップの月探査戦略を円満に終えることになります。

 全国宇宙探査首席科学技術発信専門家の厖之浩氏は「科技日報」記者の取材に対し、「嫦娥五号月探査機がサンプルを採取し帰還することによって、持ち帰った月面の土壌などを地上の実験室でしっかり分析・研究でき、月の状態・温度・物質の含量などの重要な情報を得ることができ、月の土壌、月殻、月の形成や変化についての認識を深めることができる」と述べました。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News