【11月20日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースターであるレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、ルーキー時代のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)で着用していたジャージーと、同国のバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領が高等学校のバスケットボール部で着ていたユニホームなどが、来月4日にカリフォルニア州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)で行われるオークションに出品されることになった。

 米競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)によると、ジェームズの2003-04シーズンの背番号23のユニホームは、同選手が試合日に袖を通したものであると同時に最も初期のものと思われるサインが刻まれており、落札価格は10万ドル(約1040万円)から20万ドル(約2080万円)になると予想されている。

 大きな期待とともにNBA入りして以来、ジェームズは2019-20シーズンのロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を含む計3チームで通算4度のファイナル制覇を達成。さらに、歴代2位となる通算4度目のファイナル最優秀選手(MVP)選出も果たし、計6度の選出で歴代1位を誇るマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏を超えてNBA史上最も偉大な選手になった、あるいはなれるかの論争を再燃させた。

 今回の競売には、オバマ氏が1979年にプナホウ・スクール(Punahou School)で着用していた背番号23のユニホームに加え、ジョーダン氏が1984年にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)と正式契約を交わした際の背番号23のジャージーも出品されることになっている。

 さらにはNBAで数々の記録を打ち立てたレジェンド、カリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏のサイン入り公式球も目玉となっている。このボールは同氏がレギュラーシーズン最後の試合で最後に得点をマークしたもので、落札価格は30万ドル(約3120万円)から50万ドル(約5200万円)に上ると予想されている。

 その他にも、1970年のサッカーW杯メキシコ大会(1970 World Cup)で優勝したブラジル代表チームにまつわる貴重品が注目される。その中には、ペレ(Pele)氏をはじめリベリーノ(Rivelino)氏やカルロス・アウベルト(Carlos Alberto Torres)氏、そしてトスタン(Tostao)氏らが受けた健康診断の結果やチーム練習に関する詳細など、50年以上も封印されていた極秘文書が含まれている。(c)AFP