【11月19日 AFP】NBAドラフト2020が18日に行われ、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)はジョージア大学(University of Georgia)のアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)を全体1位で指名した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた19-20シーズンを19勝45敗で終えたティンバーウルブズは、カール・アンソニー・タウンズ(Karl-Anthony Towns)やディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)ら若手スター選手がそろうチームに、1年生ながらも1試合平均19得点を記録したエドワーズを補強した。

 米スポーツ専門チャンネルESPNにリモート出演したエドワーズは、「言葉にならない気分だ」「多くの感情がある。家族は感激している。この場を離れたら自分も感情的になるだろう。この状況は予測できるものではない」と語った。

 またゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は、全体2位でメンフィス大学(University of Memphis)のジェームズ・ワイズマン(James Wiseman)を指名した。

 ワイズマンはNBAドラフトを目指し、3試合だけプレーしてメンフィス大学を退学していた。ゴール近くで力強い存在感を放つ身長216センチのビッグマンは、ナッシュビル(Nashville)の自宅からの中継でウォリアーズでプレーする準備はできていると話し、「できるだけ多くのことを学んで最高の自分でありたい」とコメントした。

 5季連続でファイナル進出を果たし、うち3度頂点に立ったウォリアーズだが、19-20シーズンはケビン・デュラント(Kevin Durant)の退団にステフェン・カリー(Stephen Curry)とクレイ・トンプソン(Klay Thompson)のけがも合わさり、ウエスタンカンファレンス最下位に終わった。

 NBAのアイコン的存在であるマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏がオーナーを務めるシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)は、全体3位でラメロ・ボール(LaMelo Ball)を指名した。

 リアリティーショー番組を持つボール3兄弟の三男ラメロは、全体1位指名を受ける可能性もあると評価されていたが、シュートの安定性に乏しい点が3位指名につながったかもしれない。

 ラメロはすでにオーストラリアとリトアニアのリーグで短期間プロとしてプレーした実績があり、昨季は豪ナショナル・バスケットボールリーグ(NBL)のイラワラ・ホークス(Illawarra Hawks)で12試合に出場した。(c)AFP