ボルソナロ氏、プーチン氏に「男らしさ」褒められ上機嫌
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【11月19日 AFP】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は18日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に「男らしさ」を褒められ上機嫌だったが、ネット上には新たに芽生えた「ブロマンス(男性同士のプラトニックな親密さ)」をやゆするジョークがあふれた。
プーチン氏は、オンライン形式で開かれたロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカの新興5か国(BRICS)首脳会議において、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)対策で、「勇気」の手本を示したとしてボルソナロ氏を称賛した。
ボルソナロ氏がフェイスブック(Facebook)に投稿した書き起こしによると、プーチン氏はボルソナロ氏が7月に新型ウイルスに感染したことに触れ、「あなた自身もこの病気に感染したが、卓越した勇気をもって厳しい試練に耐え抜いた」「その時は楽ではなかったに違いない。しかし、あなたは男の中の男として立ち向かい、力強さと意志の強さのような男らしさを最大限に発揮した」と述べた。
ボルソナロ氏は大統領府前に集まった支持者らに、プーチン氏に褒められたことを自慢げにアピールした。
この出来事を受けて、ネット上にはプーチン氏とボルソナロ氏をやゆする投稿があふれた。その中には、上半身裸で馬に乗るプーチン氏とボルソナロ氏の画像もあった。プーチン氏が前でボルソナロ氏が後ろだった。
米大統領選で敗北が確実になったあこがれのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との「別れ」の後、ボルソナロ氏は新しいパートナーとよろしくやっているようだとからかう投稿もあった。
ブラジルの新型ウイルスによる死者は米国に次いで世界で2番目に多い16万6000人以上となっているにもかかわらず、ボルソナロ氏は新型ウイルスを軽く扱っており、プーチン氏にこそ称賛されたが、公衆衛生の専門家には痛烈に批判されている。(c)AFP