【11月19日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)相城経済技術開発区で16日夜、「2020第1回長江デルタアートウイークおよび中日地域文化交流祭」が開幕した。群馬県は期間中に「中日地方文化芸術センター」への入居契約を結び、同区と文化分野での協力・交流を深めていく姿勢を示した。

 同区は今年7月、区内全域をカバーする中日(蘇州)地方発展協力モデル区を設立した。その中心部の中核サービスの場として開設された同センターは、両国地方間の文化芸術交流を深める役割を担う。

 アートウイークの開幕式で、群馬県は相城区と契約を締結し、同センター初の入居者となった。また、両国の代表が今回のイベントのために同県が特注した特製だるまに共同で目を入れ、今後の両国地方間における文化交流への期待と願いを表した。

 開幕式後は、同県伝統の特色ある「湯もみ」が披露され、同県のマスコット「ぐんまちゃん」も登場して場を盛り上げた。また、地元出演者が京劇や昆曲など伝統演劇の古典演目を披露し、長江デルタ地域の演劇文化の豊かさを示した。

 同区はここ数年、日本との提携を継続的に深めている。同モデル区はこれまでに、みずほ銀行や伊藤忠商事、三菱重工スマートシティーやイトーキ中国本社など、日系資本の優良プロジェクト85件に調印してきた。今年だけでも40件のプロジェクトを新規契約し、契約額は30億ドル(1ドル=約104円)超に上る。今月開催された2020中日(蘇州)地方発展協力モデル区協同革新フォーラムで、相城区と群馬県は全面的戦略協力協議に署名し、交流・協力推進の新たなページを開いた。(c)Xinhua News/AFPBB News