【11月19日 Xinhua News】中国各地でこのところ、コールドチェーン方式を採用する輸入食品の包装や環境サンプルから新型コロナウイルスが検出されていることを受け、交通運輸部は「道路・水路を経由する輸入コールドチェーン食品物流の新型コロナウイルス予防抑制・消毒技術ガイドライン」を発表し、その積み降ろしや輸送過程での予防・抑制、消毒、従業員の安全防護、応急処置に関する要求を明確にした。

 ガイドラインは、輸入コールドチェーン食品の積み降ろし・輸送などに従事する道路・水路コールドチェーン物流企業、港湾ふ頭、貨物ターミナルなどの事業所が要求に厳格に従い、予防抑制・消毒作業をしっかり行い、ウイルスがコールドチェーン物流を通じて拡大するのを断固防がなければならないと求めている。要旨は次の通り。

 1、港湾作業員や運転手、船員、水先案内人などコールドチェーン物流の最前線で働く人々の安全防護を厳格に行い、関係者の体温測定、安全防護用品の支給、定期的な核酸検査、消毒などを適切に行い、最前線で働く人々の安全を確実に守り、感染リスクを防ぐ。

 2、資格を持つ消毒業者を手配または委託し、輸入コールドチェーン食品の輸送車両や船舶、冷蔵コンテナ内壁などを定期的に消毒する。

 3、情報登録制度を厳格に実行し、積載・輸送する貨物や車両・船舶、運転手・船員、積み降ろしする貨物、荷受人などの情報を正確に登録する。

 4、緊急対応プランを策定し、輸入コールドチェーン食品やその包装物からウイルスが検出された場合、企業は直ちに緊急対応プランを発動し、感染予防・抑制の要求に従い、効果的な措置を速やかに講じなければならない。(c)Xinhua News/AFPBB News