【11月18日 People’s Daily】新たな青写真は描かれた。新たな歩みはもうすぐ始まる。中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)は第13次5か年計画期(2016~2020年)のわが国の経済・社会発展の巨大な成果を肯定するとともに、世界の大勢を把握し、国際・国内情勢を分析し、「国民経済・社会発展第14次5か年計画(2021~2025年)と2035年長期目標に関する提案」を審議、採択した。

 これは、社会主義現代化国家の全面的建設という新たな歩みの始まりであり、第2の100年奮闘目標(新中国成立100年=2049年=までに社会主義現代化国家を建設する。第1の100年奮闘目標は中国共産党成立100年=2021年=までに小康社会=ややゆとりのある社会=を建設する)に向かって進軍する綱領的文書だ。同時に、今後5年、あるいはもっと長い期間にわたる経済・社会発展の指南書でもある。当面、そして今後の一時期、全党全国の重要な政治任務は5中全会の精神を学習、貫徹し、「提案」で確定した任務を実施することだ。

 5中全会は、小康社会の全面的建設は決定的な成果を挙げたと高く評価した。第13次5か年計画期にわが国の経済力や科学技術力、総合国力は新たな大台に乗った。経済の動向は安定しており、経済構造は持続的に最適化された。貧困脱却の成果が注目され、汚染防止も強化され、生態環境は顕著に改善した。対外開放は引き続き拡大、「一帯一路(Belt and Road)」建設は大きな成果を挙げた。人民の生活水準は著しく向上し、社会は調和・安定を維持した。

 党成立100周年で小康社会が全面的に建設される。これは、わが党が今世紀に入ったあと、小康社会を基本的に建設したうえで提出した奮闘目標であり、人民に対する厳かな約束だ。改革・開放が始まったころ、党中央が小康社会という戦略的構想を提起して以来、わが党はすばらしい生活への人民のあこがれを奮闘目標としてきた。第13次5か年計画の目標は間もなく達成される。

 第14次5か年計画期に中国は新たな発展段階に入る。新たな発展段階は社会主義現代化国家を全面的に建設する、すなわち第2の100年奮闘目標に向かって進軍する段階だ。全党はチャンスとリスクの両方に対する意識を強め、新たな発展段階で好スタートを切らなければならない。(c)People's Daily/AFPBB News