【11月18日 AFP】ボクシング、パウンド・フォー・パウンド1位のカネロ(Canelo)ことサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が、12月19日にWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(Callum Smith、英国)と対戦することが決まった。両陣営が17日に発表した。

 同級正規王者のアルバレスは、2019年11月にセルゲイ・コバレフ(Sergey Kovalev、ロシア)とのWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチに11回KOで勝利しており、スミス戦はそのファイト以来の実戦となる。

 アルバレスは2018年にライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」と5年総額3億5000万ドル(約364億円)の契約を結んだが、今月に入ってDAZN、さらにはオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏のゴールデン・ボーイ・プロモーション(Golden Boy Promotions)との関係を解消してフリーエージェントになったことを発表。そうしたいざこざの影響でマッチメークに遅れが生じていた。

 ただし、スミス戦は1試合のみの契約でDAZNで配信される。会場はまだ決まっていないが、米メディアはテキサス州になる可能性が高いと報じている。

 一方のスミスは英リバプール出身の30歳で、ここまでの戦績は27勝無敗(19KO)。アルバレス戦は3度目の防衛戦となる。こちらもアルバレス同様、ジョン・ライダー(John Ryder、英国)との激戦を判定3-0で制した昨年11月の試合以来、1年以上ぶりのリングとなる。(c)AFP