【11月17日 AFP】5月に行われたパーティーで強盗を働いたとして訴追されていた米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、元ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)のCBデアンドレ・ベイカー(DeAndre Baker)容疑者について、訴追が取り下げられたと米フロリダ州ブロワード郡(Broward County)の州検察が16日に明かした。

 検察側は、被害者とされていた人物の弁護士が強要をしたとして逮捕・訴追されたことを受け、ベイカーに対するすべての訴追が取り下げられたと認めた。

 9月にジャイアンツをわずか1シーズンで解雇されることになったベイカーは、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)のクイントン・ダンバー(Quinton Dunbar)と共に、同州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)で他の客に銃を突きつけて強盗を働いた罪に問われていたが、ダンバーに対する訴追も8月に取り下げられていた。

 ベイカーの担当弁護士は、専門チャンネルのNFLネットワーク(NFL Network)に対し、今回の決定によって同選手が初めから無実であったことが証明されたと話した。

「今回の件は強要計画で、デアンドレは被害者だと私は最初から言ってきた。実際は相手方がほのめかしたような出来事ではなく、訴追は取り下げられた」「デアンドレは今回の件が起きた日からトレーニングをしている。彼は無実であると分かっていたからだ。チームと契約を結ぶときに備えてトレーニングを続けている」 (c)AFP