【11月17日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2020)は16日、2日目が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2で第8シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を下し、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と並ぶ史上最多6度目の大会制覇に向けて好発進した。

 世界ランク1位にして歴代最多記録に並ぶ通算6度目の年間1位も確定しているジョコビッチは、大会初出場のシュワルツマンを相手に序盤はつまずく場面も見られたものの、そこから立て直して貫禄の勝利を収めた。

 シュワルツマンとの戦績を6戦全勝としたジョコビッチは試合後、「(第1セットの)開始直後は最高の調子ではなかった」「第3ゲームでブレークされた後、どうにかブレークバックできた。ゲームカウント4-3でブレークに成功するまで勝負は拮抗(きっこう)していたが、どうにか第1セットを制することができた」と振り返った。

「第2セットは振り抜きが少し良くなり、両サイドどちらの打球もためらいがなくなっていった。特に第2セットのプレーには自分でも満足している」

 ジョコビッチは、例年であれば英ロンドンのO2アリーナ(O2 Arena)を埋め尽くしているファンの姿がない寂しさを感じており、「このアリーナで何年もATPファイナルズをプレーし、素晴らしい試合や雰囲気を経験してきた。空席のスタンドの前でプレーするのは、とても奇妙な感じだ」と語った。(c)AFP/John WEAVER