【11月17日 AFP】(更新)米プロバスケットボール(NBA)のフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)は16日、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)との大型トレードで、通算10度のオールスター(NBA All-Star)選出を誇るクリス・ポール(Chris Paul)を獲得したと発表した。

 今回のトレードではポールがチームメートのアブデル・ネイダー(Abdel Nader)と共にサンズへ移り、その見返りにサンダーがケリー・ウーブレ・ジュニア(Kelly Oubre Jr.)、リッキー・ルビオ(Ricky Rubio)、タイ・ジェローム(Ty Jerome)、ジェイレン・レキュー(Jalen Lecque)の4人と2022年ドラフト1巡目指名権を獲得することになった。

 サンズのジェームズ・ジョーンズ(James Jones)ゼネラルマネジャー(GM)は、「クリスのリーダーシップとバスケットボールで見せる競争心は、このチームに計り知れないインパクトをもたらすだろう」と述べた。

 現在35歳のポールは、2シーズンを過ごしたヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)から2019年にサンダーに加入し、同チームとの契約を2年残していた。サンズでは、NBA屈指の若き才能デビン・ブッカー(Devin Booker)とのタッグが期待される。

 昨季のポールは72試合中70試合に出場して1試合平均17.6得点、6.7アシスト、5.0リバウンドを記録し、チームがウエスタンカンファレンス5位でプレーオフに進出するのに貢献。サンズを率いるモンティ・ウィリアムズ(Monty Williams)ヘッドコーチ(HC)は、以前から同選手を高く評価しており、1月に行われたサンダー戦の前には、「彼はチームを変化させる人材だ」と話していた。

「どこへ行っても、彼はチームメート全員を成長させている」「それがクリスだ」

 2009-10シーズンを最後にポストシーズンから遠ざかっているサンズは、2019-20シーズンはフロリダ州オーランド(Orlando)での再開後に8勝0敗の奮闘を見せたものの、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃した。(c)AFP