【11月17日 AFP】ボクシングの元世界王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏が、2021年2月28日に東京ドーム(Tokyo Dome)で行われる格闘技イベント「MEGA2021」でリングに戻ってくることになった。16日に主催者が発表したが、対戦相手やルールについては不明となっている。

 2018年の「エキシビション」で一時的に現役復帰を果たした後、現在は競技生活から退いているメイウェザー氏は、先日すでに今回のファイトについてほのめかしていたが、この日は主催者であるMEGA制作委員会がさらなる詳細を明らかにした。発表によると、出場するのは同氏を含めて「王者クラス」になるとされている一方で、具体的な対戦カードや条件については説明されなかった。

 43歳のメイウェザー氏は前週、自身のインスタグラム(Instagram)に投稿した動画で期待を持たせるように、「トーキョー、ジャパン。2021年にそっちに戻る」「日本では2021年に五輪が開催されるが、この俺自身、フロイド・マネー・メイウェザーとチームは、東京ドームでビッグなことをやる予定だ。待っていてくれ」と話していた。

 現役時代に通算50戦無敗の戦績を誇ったメイウェザー氏は、これまでにも日本で試合経験があり、2018年12月に行われたエキシビションマッチでキックボクサーの那須川天心(Tenshin Nasukawa)と対戦している。この試合では、同氏が自分の年齢より半分も若い那須川を1ラウンドだけで3度ダウンさせ、TKO勝利を収めた。

 メイウェザー氏が引退から復帰したのは、巨額のファイトマネーを提示されたこの一戦が最後となっている。(c)AFP