【11月16日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)の成都ハイテク産業開発区と成都東部新区は13日、中国電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)の中核企業、アリババ(中国)と投資協力協定を締結した。アリババは、西部地域のデジタル情報中枢となる阿里雲(アリババクラウド)の西部クラウドコンピューティングセンターとデータサービス基地を成都に建設する。

 アリババ傘下でクラウドサービスを手掛けるアリババクラウドは、世界の企業にクラウドコンピューティングや人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)などの技術サービスを提供している。今回契約されたアリクラウドの西部クラウドコンピューティングセンターとデータサービス基地は、それぞれ成都未来科技城と成都市東部新区簡州新城を建設予定地としており、2021年上半期の着工を見込む。

 成都ハイテク産業開発区では今年以降、百度(バイドゥ、Baidu)のスマート運転プロジェクト、北京快手科技のライブコマース全国本部、騰訊控股(テンセント、Tencent)の新文化クリエーティブ本部、網易(ネットイース、NetEase)の成都デジタル産業基地、滴滴出行(ディディ、Didi Chuxing)の西部イノベーションセンターなど有名インターネット企業によるプロジェクトが次々と実施されている。同開発区の1~9月の域内総生産額は前年同期比8・0%増の1783億1千万元(1元=約16円)となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News