【11月16日 AFP】オーストリアで活動中のサッカー韓国代表で、選手6人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示したことを受け、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で活躍する孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)らは練習時以外、ホテルの自室に閉じ込められている。関係者が16日に明かした。

 孫の検査結果は陰性で、チームも練習はこなせているものの、ウィーンのホテルの部屋にとどまるよう言われている。代表は陽性者を出しながらも14日にメキシコとの親善試合を行って2-3で敗戦。次の検査の結果次第ではあるが、17日にはカタール戦を予定している。

 大韓サッカー協会(KFA)は、陽性になったのは権昶勲(Chang-Hoon Kwon、クォン・チャンフン)、李東俊(Lee Dong-jun、イ・ドンジュン)、黄仁範(In-Beom Hwang、ファン・インビョム)、羅相浩(Sang-ho Na、ナ・サンホ)、金紋ファン(Kim Moon-hwan、キム・ムンファン)、GKの趙賢祐(Hyeon-woo Jo、チョ・ヒョヌ)だと発表。関係者は、16日の検査で陰性の選手が最低13人いれば、カタール戦を行うと話している。

 今回の代表戦週間では、エジプト代表のモハメド・サラー(Mohamed Salah)、アイルランド代表のアラン・ブラウン(Alan Browne)など何人かの選手が陽性になっている。

 メキシコ戦の韓国は、アジア選手としてプレミア最多得点を挙げている孫のアシストから黄義助(Ui-Jo Hwang、ファン・ウィジョ)が先制ゴールを決めたが、後半に立て続けの3ゴールを許して逆転されると、終了間際に権敬源(Kyung-Won Kwon、クォン・ギョンウォン)が1点を返したが及ばなかった。(c)AFP