【11月15日 AFP】イエメン・ハドラマウト(Hadramawt)県にある古代都市シバーム(Shibam)。10月17日撮影。

「砂漠の摩天楼」と称されるシバームの高層建造物は1982年、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録された。

 土のれんがで造られた建造物は定期的な修復を必要とするが、イエメンでは2014年に内戦が勃発。修復のための資金確保が困難となり、2015年、シバームは「世界危機遺産(World Heritage in Danger)」にも指定された。
 
 荒廃が進んでいる上、近頃続いた洪水の影響もあり、「砂漠の摩天楼」は倒壊の危機に直面している。(c)AFP