【11月15日 Xinhua News】 中国のロケット製造事業者、中国運載火箭技術研究院(CALT)は、人を乗せて高度1キロに達することのできるジェットエンジン搭載のフライボードを開発した。

 同研究院は10日、ソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントに、ボード型の飛行装置の写真を複数投稿。この種の製品としては中国初の開発で、高所作業や消火活動、災害救助、捜索救助などに活用できると説明している。緊急時には無人での物資輸送も可能という。

 耐荷重80キロ、航続距離20キロで、飛行高度は100メートル未満に設計されているが、高度1キロに達することもできる。

 本体中央に小型ターボジェットエンジン5基を搭載し、燃料は操縦者が背負うバックパックから供給される。操縦者はボード上に垂直に立ち、コントローラーや体の重心を使って飛行を制御する。飛行中に燃料補給もできるという。(c)Xinhua News/AFPBB News