【11月14日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は13日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のナンバー2の幹部が、8月にイラン・テヘランで秘密裏に殺害されていたと報じた。

 殺害されたのは、1998年にタンザニアとケニアで起きた米大使館爆破に関与した罪で米当局が起訴し、米連邦捜査局(FBI)の最重要指名手配テロリストに指定されていたアブドゥッラー・アフメド・アブドゥッラー(Abdullah Ahmed Abdullah)被告。情報当局者はニューヨーク・タイムズに対し、同被告が米国の要請を受けたイスラエルの工作員2人に銃撃され、死亡したと認めた。

 同紙によると、アブドゥッラー被告は娘と一緒にいた時に殺害され、その娘は、アルカイダ創始者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の息子、ハムザ(Hamza bin Laden)容疑者の妻だった女性だという。

 1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館爆破事件では224人が死亡、5000人以上が負傷した。(c)AFP