【11月14日 AFP】マレーシア政府は13日、同国スーパーリーグ(1部)のジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta’zim)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による渡航制限により、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)を棄権すると発表した。

 新型コロナウイルスの影響で長く中断されているチャンピオンズリーグ東地区のグループステージは、今月18日から来月4日まで、カタールの安全な隔離環境「バブル」の中で開催されるが、マレーシア政府は新型コロナウイルスの拡散を食い止めるために国境を閉鎖し続けており、ジョホールが国を離れることを許可しない決定を下した。

 マレーシアは、最近の数週間で新型コロナウイルスの感染者が急増しており、パンデミック(世界的な大流行)の発生直後には出入国を禁止していた。

 アジア・サッカー連盟(AFC)はジョホールのチャンピオンズリーグ棄権を発表し、同クラブが組み込まれていたグループGは、ヴィッセル神戸(Vissel Kobe)と水原三星ブルーウイングス(Suwon Samsung Bluewings、韓国)、広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)の3クラブのみとなった。(c)AFP