【11月13日 AFP】フランス・カトリック教会が設置した聖職者による性的虐待について調査する独立委員会は11日、被害を受けた、または目撃したとする通報が17か月間で6500件寄せられたと報告した。

 調査のため設置されたホットラインは、先月31日に運用が終了した。

 ジャンマルク・ソーブ(Jean-Marc Sauve)委員長によると、通報者の62%が男性で、通報された性的虐待疑惑の90%近くは被害者が未成年だった。また、虐待を受けた年齢は、6~10歳と11~15歳がそれぞれ全体の3分の1ずつを占めた。

 通報のあった被害事例の半数は1950~60年代に起きたもので、18%が70年代、12%が80年代、7%が1990~2000年代、5.7%が2010年以降に起きていた。

 被害が発生した現場は、約3分の1が学校、約12%が青少年プログラムやサマーキャンプだった。(c)AFP/Karine Perret