【11月13日 Xinhua News】中国科学院紫金山天文台は12日、新たな地球近傍小惑星「2020 VA1」を発見したことを明らかにした。20日に地球に最接近するとみられるが、衝突の可能性は低いという。

 同天文台の地球近傍天体(NEO)望遠鏡が6日に小惑星の姿を捉えた。その後、クロアチアやチェコ、イタリア、英国など10カ所以上の天文台が追跡観測を行い、小惑星の存在と軌道を確認。スミソニアン天体物理観測所 (SAO)が運営する小惑星センター(MPC)が8日、小惑星の発見を公表し、「2020 VA1」の仮符号を付与した。

 試算によると、小惑星の軌道長半径は1・87天文単位(約2億8千万キロ)で、離心率は0・48、近日点距離は0・97天文単位(約1億4500万キロ)となる。現在地球に接近中で、北京時間20日午前8時8分に地球軌道と交差する見込みという。(c)Xinhua News/AFPBB News