【11月13日 AFP】一連の攻撃的な発言で2日前にイングランドサッカー協会(FA)の会長を辞任したグレッグ・クラーク(Greg Clarke)氏が12日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長としての職務からも退いた。

 63歳のクラーク氏は、多様性をテーマにした英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会で、黒人のサッカー選手に対して「coloured(有色)」という人種差別的意味を持つ言葉を使うなど、一連の「容認できない」発言をしたとして10日にFA会長を辞任した。

 同氏はまた、同委員会で同性愛を「人生の懸かった選択」と称したり、少数派の民族に対して「キャリアに対する関心が異なる」と話したりしたほか、女子サッカーに関しても物議を醸すコメントをして批判されていた。

 こうした状況を受けて、イングランド男子代表を指揮するギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は11日、クラーク氏はFAの会長を辞任するしか「選択肢はなかった」との見解を示し、女子代表チームの元主将であるケイシー・ストーニー(Casey Stoney)氏も、一連の発言内容は「全く容認されない」と反発した。

 クラーク氏の辞任を受けて、FAはピーター・マコーミック(Peter McCormick)氏を暫定的に会長に指名し、来年3月中には新しい会長を任命する意向を明らかにした。(c)AFP