【11月13日 AFP】過去24時間の新型コロナウイルスによる死者数が世界で1万人を超えた。AFPが各国当局の発表に基づき、グリニッジ標準時(GMT)12日午前11時(日本時間同午後8時)にまとめた集計で明らかになった。欧州と米国で、新型ウイルスの第2波との闘いが続けられている。

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 AFPの集計によると、新型コロナウイルスによる過去24時間の死者数は世界で1万30人となった。1日当たりの死者数が世界で1万人の水準を上回ったのは、パンデミック(世界的な大流行)が始まって以来初めて。

 地域別では、死者数の半数近くを占めたのがロシアを含む欧州で、4961人。次いで、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国(1868人)となっている。国別では米国(1330人)が最も多く、次いでイタリア(623人)、英国(595人)となっている。

 中国で昨年12月に新型ウイルスの流行が最初に発生して以来、世界の新型コロナウイルスによる死者数は128万5160人となった。これまでに少なくとも5215万1580人の感染が確認され、うち少なくとも3356万3800人が回復したとみられている。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。(c)AFP