【11月12日 AFP】亡命先のアルゼンチンから1年ぶりに帰国したボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)元大統領が11日、政治的地盤であるチモレ(Chimore)で行われた集会に姿を見せた。

 モラレス氏は9日の帰国後、1000キロに及ぶ距離を移動し、多数の車両を引き連れチモレに到着。集まった数千人の支持者らに対し「昨年1年間、見捨てられたと思ったことは一度もなかった」と語った。

 同氏は2019年、憲法に反する形で4期目の当選を果たしたが、選挙に不正があったと非難され、抗議デモが発生し、大統領を辞任。ちょうど1年前にメキシコへ出国し、その後、アルゼンチンに渡った。

 モラレス氏は10月の大統領選で、自身の後継者であるルイス・アルセ(Luis Arce)元経済・財務相が当選し、8日に大統領に就任したことを受け帰国した。(c)AFP/Maria Lorente