【11月12日 AFP】中国で11月11日の「独身の日(Singles' Day)」に合わせて行われた世界最大のオンライン通販セールは、取引額が大手2社で総額12兆円を超え、数か月にわたる新型コロナウイルス流行で低迷していた消費の回復ぶりを示唆する結果となった。

 宝飾品からビデオゲーム、家具、食品までありとあらゆるものがネット販売される「独身の日」のセールは、電子商取引(EC)大手アリババ(Alibaba、阿里巴巴)が始めたイベント。通常は当日24時間限定のセールだが、同社は今年、11月1日からの11日間にセール期間を拡大した。

 アリババは12日、セール期間中の受注総額が前年同期比26%増の4982億元(約7兆9000億円)に達したと発表した。一方、同じく中国EC大手のJDドットコム(JD.com、京東商城)は取引額2715億元(約4兆3000億円)を記録した。(c)AFP