【11月12日 AFP】女子テニス、元ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)ファイナリストのザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)は11日、今週行われたツアーの試合中に膝の靱帯(じんたい)を断裂し、手術を行ったと明かした。

 31歳のリシキは9日、ジョディー・バリッジ(Jodie Burrage、英国)とのペアでオーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2020)のダブルス1回戦に出場していたが、左膝の負傷により第1セットを6-5とリードしていたところで途中棄権を強いられた。

 MRI検査の結果、前十字靱帯の断裂が判明し手術を行ったと明かしたリシキは、「復帰へは非常にタフで長い道のりになるが、幸い周りには最高の医療チームがいる!」とツイートし、膝に厳重にテープを巻いて松葉づえを突いた自身の写真を投稿した。

 2012年には世界ランキングで自身最高の12位につけ、翌年のウィンブルドンでは準優勝したリシキだが、度重なる足首と肩のけがに悩まされるなど近年は低迷している。また、腺熱により1年以上の離脱を強いられた後、8月に今シーズン初白星を挙げたばかりで、現在は世界690位に沈んでいる。(c)AFP