■タイガーも戦うことを誓う

 来月で45歳になり、中断明け以降は調子が上がらずにいるタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、「今はいろいろな部分がかみ合っていない。ドライバーは良いがアイアンはダメというときもあれば、ショットはうまく打てても、パットが入らないということもある」と話しつつ、「今週はそのあたりがかみ合ってきてくれればいい」と語った。

 ウッズはジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏に並ぶ最多6回目のマスターズ制覇と、サム・スニード(Sam Snead)氏を上回るPGAツアー最多の通算83勝目を狙っている。ウッズは「戦えると思うかって? ああ、そう思う」「ここは攻略法をよく分かっているコースだ。どこがミスしやすいとか、どう打てばいいといったことをね。それが助けになる」とコメントした。

 デシャンボーは、ドライバーでグリーンに乗せる力や、パー5のホールの有利さを考えれば、今回のコースは自分にとって公式設定のパー72より5打少ない、パー67のようなものだと話している。

 しかしトーマスは、「13番や15番なんかは、他のみんなにとってはパー5だが、彼にとってはパー4だ」と話した上で、「とはいえ、彼も出場した大会全部を勝ってはいないし、僕らが圧倒的に不利というわけじゃないのは明らかだ。最後はボールをカップに入れる必要がある」と話している。

 大自然もデシャンボーを手なずける助けになってくれるかもしれない。予報通り雨が降ってグリーンが軟らかくなれば、バウンドは小さくなり、ボールが転がる距離も短くなる。マキロイは「少しアグレッシブにプレーできる」「ボールがグリーンのいくつかの場所で止まるようになるからね」と話した。(c)AFP/Jim SLATER