【11月11日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)に参戦するレプソル・ホンダ(Repsol Honda)は10日、今季開幕戦で腕を骨折してから欠場が続いているマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)について、ラスト2戦には出場しないと発表した。

 27歳のマルケスはMotoGPで総合4連覇中だが、7月19日にヘレス・レーストラック(Jerez Racetrack)で行われた初戦スペインGPでクラッシュしてから戦線を離脱している。

 今後は2021年の復帰に集中することになるマルケスは、ツイッター(Twitter)に「今シーズン中に再び出場することはない。医師やチームと共に腕の状態を評価した結果、来年に復帰することが最善の選択肢であると判断した」と投稿した。

 マルケスが不在の間、MotoGPではチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)の同胞ジョアン・ミル(Joan Mir)が総合首位に浮上している。

 前週末にバレンシア・サーキット(Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo)で行われたヨーロッパGPで優勝を果たした23歳のミルは、チームメートのアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)とペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)に37ポイント差をつけている。

 同サーキットで今週末に予定されているバレンシアGPで再び表彰台に入れば、ミルの総合優勝が決まる。(c)AFP