アーセナルの恐竜マスコット、「絶滅危機」から復活
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【11月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のマスコット「ガナザウルス(Gunnersaurus)」が10日、新型コロナウイルスによるコスト削減の一環で「中の人」が解雇されてから初めて公の場に登場した。
27年にわたってガナザウルスを演じてきたジェリー・クイ(Jerry Quy)さんを首にするというチームの判断は、ファンの募金活動を起こし、MFメスト・エジル(Mesut Ozil)は給与の支払いを申し出ていた。
この日、ガナザウルスは「きょうエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium、アーセナルの本拠地)に戻ってきた」と写真を添えツイート。投稿は1時間もたたないうちに4万以上の「いいね」を集め、現在スタジアムへの入場が禁止されているアーセナルのサポーターたちも、マスコットの復帰に胸をなで下ろした。
この写真からは誰がガナザウルスの中に入っているかは不明だが、報道によると現在は同マスコットを演じる人のリストがあり、クラブ側はクイさんにもオファーしていたという。
アーセナルの広報担当者は「これまでもずっと言ってきたように、ガナザウルスはアーセナルの重要な一部であり、世界中のファンから人気の存在」「ガナー(ガナザウルス)は決していなくなったわけではなく、ウイルスによる規制で人前に出る機会が制限されていた」と話している。
クラウドファンディングサイト「ゴー・ファンド・ミー(GoFundMe)」に立ち上げられた「ガナザウルスを救おう」のページでは、約1万2000ポンド(約167万円)が集められ、週給35万ポンド(約4800万円)と報じられるエジルは、アーセナルでプレーする限り、「忠実な人気マスコット」のために給与を支払うと申し出ていた。(c)AFP