【11月11日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で9日、第3回「亜蓉欧」世界協力パートナー大会が開催され、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」国際サプライチェーン連盟が正式に設立された。同連盟は、加盟組織が中欧班列の質の高い運行、さまざまな区間の連携、運送証券の統一化と物権化、陸海空複合一貫輸送の開発などで協力していくよう後押しする。

 同連盟は、シベリア横断鉄道調整評議会(CCTT)、中国国際貨運代理協会(中国フレイトフォワーダー協会、CIFA)と連携。設立メンバーは、韓国鉄道公社、ベラルーシ鉄道などの国際鉄道組織、成都税関、ポーランドの鉄道貨物サービス企業Hatransなどの税関関係・フォワーダー関係の組織、工商銀行、中国銀行など金融サービス機関のほか、重慶市(Chongqing)、西安市(Xi’an)、義烏市(Yiwu)など国内の主要な中欧班列の運営側行政機関などとなっている。

 成都国際鉄路は現在、海外の55都市と国内18都市を結んでおり、欧州と東南アジア諸国連合(ASEAN)の貿易・国際輸送回廊の統合・発展を推進する重要な存在となっている。

 成都国際鉄路港管理委員会の責任者は「今年1~9月、ASEANは中国の最大の貿易パートナーになった。成都国際鉄路の貨物列車により、双方の貿易交流はより緊密になっている。2021年には中国ラオス鉄道の全線が開通し、中国ミャンマー鉄道の建設が加速する。将来的には、成都から最速3日でラオスのビエンチャン、ミャンマーのヤンゴンに輸送できるようになり、その先のASEAN諸国へもつながっていくだろう」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News