【11月10日 AFP】脳血腫の除去手術を受けたサッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏について、主治医は9日、術後の経過は良好で今週中にも退院できる見通しを明らかにした。

 3日に脳と頭蓋骨との間にできた血腫を取り除く手術を受けた60歳のマラドーナ氏について、レオポルド・ルケ(Leopoldo Luque)医師は、「ディエゴは順調に病院を出られそうだ。あすか水曜日(11日)には退院できる見通しを立てている。臨床的指標を確認する必要があるが、経過は非常に良好だ」と報道陣に述べた。

 マラドーナ氏は先月30日、自身が指揮を執るアルゼンチン1部リーグのヒムナシア・ラ・プラタ(Gimnasia y Esgrima La Plata)のスタジアムで、60歳を祝うイベントに短時間だけ登場した際に体調不良な様子だった。歩行が困難なようで、試合を見守ることもなかった。

 すると今月2日には、貧血と脱水の症状に見舞われてクラブが拠点を置くブエノスアイレス南部ラプラタ(La Plata)の病院に搬送された。そして、専門の医療施設に移った後、検査で血腫ができていることが判明した。(c)AFP