【11月10日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)では今冬、約500万世帯が電気暖房の恩恵を受ける。同省は2017年冬以降、石炭暖房から電気暖房への転換を進めてきた。2019年時点で357万を超える世帯が環境に配慮した電気暖房を使用するようになり、石炭使用量を1400万トン近く削減した。

 今年は新たに137万世帯余りが電気暖房に転換する見通しで、「脱石炭暖房」世帯数は合計で500万世帯近くになる。家庭暖房用石炭の燃焼による二酸化硫黄の排出量も年間30万トン近くの削減を見込む。

 同省の大気環境も環境に配慮した暖房の推進により改善が続く。大気モニタリングのデータによると、今年は10月11日時点で大気質が「良好」だった日が全体の70・1%となり、前年同期から9・9ポイント改善した。(c)Xinhua News/AFPBB News