【11月10日 Xinhua News】スウェーデンの高級車ブランド、ボルボ・カーズ(Volvo)は6日、中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で「2020ボルボ・カーズ・アジア太平洋サプライヤー大会」を開催した。席上、同社アジア太平洋地域総裁兼最高経営責任者(CEO)の袁小林(Yuan Xiaolin)氏は、中国での新車販売台数が今年4~10月に連続して2桁増となり、10月は前年同期比19・2%増と、新型コロナウイルス感染症流行の影響から迅速に抜け出したことを明らかにした。

 袁氏は取材に対し「ボルボは感染症の流行後、回復が最も速かった自動車ブランドの一つ」と述べ、この10月には中国市場での単月の販売台数が19・2%増の1万6688台に達したと説明。1~10月の累計販売台数は約13万台という。

 車種では、依然としてスポーツタイプ多目的車(SUV)が人気で、10月のXC90販売台数は前年同期比15・0%増の1775台、XC60は9・0%増の5818台、XC40は16・0%増の2225台だった。

 同社公式サイトのデータによると、10月の世界全体の販売台数は前年同期比7・1%増となっており、中国、米国両市場での2桁の伸びが全体を押し上げた。

 ボルボ・カーズは1927年創業。本社はスウェーデンのイエーテボリにあり、2010年に中国自動車大手、浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)の傘下に入った。(c)Xinhua News/AFPBB News