【11月12日 CNS】QRコード決済、オンライン受診手続き、健康碼(健康コード、個人の健康状態を示すQRコード)など、スマートフォンにある基本的な機能は高齢者にとっては難しい。近頃、中国・江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)にある老年大学(高齢者向けの大学)では、スマートフォンクラスが開設され、高齢者たちの生活をサポートしている。

 南京市に住む宋倩筠(Song Qianjun)さん(72)は、「生きている限り学び続けて、自分を高める。ハイテクに振り回されてはならない。だから、私たちも時代の流れに沿って学習しなければならない」と話す。宋さんによると、老年大学の授業で、本を読むことも書くことも、スマートフォンアプリの正しい使用方法を理解することは、いずれも流行を抑えるためではない、という。

 大学によると、スマートフォンクラスを開設したのは、日常生活を便利にするアプリの使い方に慣れてもらうことと同時に、さまざまなスマホ詐欺を回避する方法、個人の財産を守るために注意を促す目的にしているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News