【11月9日 Xinhua News】スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーの中国サプライヤー6社は6日、四川省(Sichuan)の成都経済技術開発区と自動車部品生産に関する協定に調印した。6社には北京北汽模塑科技や敏実集団(浙江省)、上海李爾汽車系統などの自動車部品メーカーが含まれる。50億元(1元=約16円)を投じ、開発区で自動車用シートや新エネルギー車(NEV)用電池パック、バンパーなどを生産する。ボルボのサプライチェーン全体に占める中国西部の重要度がさらに高まる。

 開発区の開示資料によると、北京北汽模塑科技は年産能力30万本のバンパー生産ラインを建設。製品は主にボルボに供給する。上海李爾汽車系統は自動車用シートの生産拠点を建設する。年産能力10万台を見込み、主にボルボのスポーツ用多目的車(SUV)XC90と同社傘下の電気自動車(EV)ブランド、ポールスター向けに供給する。敏実集団はボルボ向けにNEV用電池パックを生産する。(c)Xinhua News/AFPBB News